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執筆者の写真中村義之

【事前にお読みください】内省を深めるための対話サービスについて




はじめに


まずはじめに、「内省の輪」のホームページをご訪問いただき有り難うございます。内省をきっかけにして、自分らしく生きたいと願う方の寄りどころになるような場を作りたい。そう思い立って、内省を深めるための一助となるサービスを提供しています。私の知る限り、世の中に同様のサービスは数少ないと思いますので、サービスお申し込み前にはあらかじめ本記事をお読みいただけますと幸いです。



まず、葛藤ありき


自分の心を丁寧に観察し、感情を大切に取り扱う。そのような生き方を志向する方は、自ずから「内省的」な性格をお持ちのはずです。「内省の輪」では、私なりの内省の手法をご紹介していますが、このホームページに訪れた方の多くが、意識的にしろ無意識的にしろ、ご自身なりの内省に長年取り組まれていることかと思います。


では何故、「対話」をサービスとして提供するのか。それは、人生やキャリアの局面によって内省の難易度が変わるからです。もっと言えば、心に葛藤があるとき、内省は難しくなります。葛藤や悩みが大きいほど、その難易度は増していきます。


心というものは形がなく、それでいて複雑です。そして、幸か不幸かその様相は一様ではありません。ある事象に直面したとき、ポジティブな感情とネガティブな感情が同時に湧き上がってくることがありますね。あるいは、そもそも自分がどんな感情を抱いているのかさえ明確にならないときもあります。


「対話サービス」を受講されるタイミングは、まずそのような「難しい葛藤」が生じた局面が適切です。特に重要な葛藤がない状況で「なんとなく内省を深めたい」という状態よりも、具体的な課題がある状態の方が、有意義な対話を体験していただけるはずです。



「内省を深める対話」とは


内省とは、自分にしか感じられない自分の心を観察する行為ですから、一見、他者が介入する余地はなさそうです。内省というのはどこまでいっても孤独な行為。私は長らくそのように考えていました。今も基本的にはその認識でおりますが、ここ数年で「対話」の効用に気づき始めました。


対話というのは面白いもので、内省を「孤独」という枠組みから解き放ってくれるようです。もちろん、「他者の心は覗けない」のは変わらぬ真理ですが、たとえ覗けないにしても、「問う」ことはできます。その問うという行為が内省の発展と深化に大きく寄与します。


「内省を深めるための対話サービス」では、最初に葛藤の内容をお聞きした後、私は問いを投げかけます。「その感情はどんな身体感覚を伴っていますか?」、「以前にも同様の感覚を持たれたことはありますか?」、「どのようなシーンで発生することが多いですか?」など。ある意味では、皆さんの心に「問い」を提供するサービスだと言ってもあながち間違いではないでしょう。


出口の見えない葛藤、絡まり合った糸がほどけない悩み、自分一人では抱えきれない感情。人生、生きていたら誰しもそのような状態を経験するものです。頭で考えれば解決できてしまう問題というのは、苦しみの感情を伴うことは少ない。それがたとえ難解だったとしても。人生で最も重大な難問というのは、ままならぬ自分の心をどう取り扱うかということです。そのような難局に直面したとき、この対話サービスの扉を叩いていただけたらと思います。



対話相手としてのお約束


これまで何人もの方と内省の対話や人生相談、経営相談などの機会を設けさせていただきました。多くの場合、家族や近しい方にさえ共有していないような心の内面、奥底にある感情や葛藤をお話し頂いています。そのようにお寄せいただく信頼はとても嬉しいものですし、より一層、襟を正して対話に臨もうという気持ちが高まっています。


本記事をお読みの方は、「対話サービス」をご検討されている方が多いことかと思います。サービスを受講いただく上で、私から皆さまへのお約束を記載しておきます。



  1. 問いに対する答えを出しません。


対話の中で私が皆さまへ投げかける「問い」は、話し手である皆さまの内省を深めるためにお伝えします。したがって、その「答え」は話し手の中にしか存在しません。「あなたはきっとこう思っているんですよ!」なんて口が裂けても言いませんし、断定的な考えを押し付けるような言動は一切いたしません。自分の心を誰かの主観で断定されたり、不用意に背中を押されたりするのは不快ですよね。


もちろん、内省を深める一助となるように、私の推測や見当をお伝えすることはあるでしょうけれども、そういう場合には「あくまでも参考として聴いていただきたいのですが」という枕詞をセットにすることが多いです。


この記事をお読みの方で、「具体的な助言や示唆を求めている」という方がもしいらっしゃいましたら、「経営相談サービス」や「人生相談サービス」をご検討くださいませ。対話サービスは、あくまでも深い傾聴と適切な問いを得る機会とお考えください。



  1. 価値判断や批判をしません。


自分の心の内面を吐露するときには、大なり小なり不安を伴いますね。「こんな考えや価値観を持っていると知られたら、否定や批判をされるのではないか」と。あるいは、積極的な否定や批判にならなくても、良し悪しの価値判断をされたり、裁定されたりするのも心地の良いものではないですね。


対話サービスをご検討される場合にそのような不安を抱かれた場合は、どうぞご安心ください。お聞きした内容について否定も批判もしません。価値判断や裁定を下すこともありません。対話の流れや文脈上、話題に上がっているトピックについて、私自身の価値観に言及する必要が生じることがあるかもしれませんが、それはあくまでも話し手の方の価値観を尊重した上でお話しすることになると思います。



  1. 対話内容の秘密を厳守します。


対話サービスのお申し込み時にご記載いただいた個人情報、相談内容、その他対話中に知り得た情報や内容について、一切他言することはありません。また、本活動は私個人が一人で運営しているものです。私以外に運営スタッフ等の第三者はおりません。



  1. 適切な環境で対話に参加します。


対話サービスの実施時は、私の自宅から接続します。カフェやコワーキングスペース等の不特定の第三者が近くにいる環境では実施しません。お申し込みいただく皆さまにおかれましても、ご自身しかいない環境で安心してzoomにご接続いただくことを推奨いたします。



お申し込みにあたって


対話サービスのお申し込みにあたっては、本記事と申し込みページの内容や注意事項をよくお読みいただいた上でお申し込みください。サービス内容について不明な点や事前に確認したい事柄がありましたら、フォームを通してご質問いただいて結構です。



初めてお申し込みされる方へ


私が提供する対話サービス・相談サービスに初めてお申し込みいただく場合は、申し込みフォームの内容記入欄にできるだけ具体的にお話ししたい内容をご記載いただけると大変助かります。皆さまの貴重な時間とお金をいただいて実施する以上、私がお役に立てるかどうかを事前に確認したいためです。


もちろん、会ったこともない人間に書けない内容もあると思いますので、書ける範囲内で結構です。仮に受講をお断りすることになっても(そのようなケースはこれまで一度もありませんが)、お申し込みフォームにご記載いただいた内容は口外いたしません。



2回目以降のお申し込みの方へ


私が提供する各種サービスを一度ご利用いただいたことがある方は、申し込みフォームに記載する内容は簡潔な形式で結構です。また、必ずしもフォームからお申し込みいただく必要はありませんので、お気軽にメールにてご希望のサービス名をご記載の上ご連絡くださいませ。



さいごに


以上、長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。本記事の趣旨にご理解いただけましたら、申し込みページからお申し込みいただけますと幸いです。

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