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執筆者の写真中村義之

上場&うつ病後に起業した僕が、4期連続大赤字でキャピタルゲイン全焼→5期目で起死回生の黒字化を果たした話(1/5)



こちらの記事は、2020年7月15日、https://note.com/ に掲載した内容を転載したものです。


この記事で伝えたいこと


「人は何度でも挑戦できる」


「病気の恐怖さえ、挑戦する人を阻むことはできない」


そんなことを伝えたいなと思って、このブログを書いてみようと思う。

割りと長文になってしまう気がするので、下記の概略にピンときた人は読み進めてもらえると嬉しい。



▽こんな人に読んでほしい。


・ハードシングス中の起業家

・メンタル疾患に苦しむすべての人

・挑戦したいけど一歩踏み出せないで悩んでいる人



▽このブログの主なトピック


・筆者は上場直後にメンタル疾患で退任した元上場ベンチャー経営者

・2年間の病気療養後に地元福岡でスタートアップを創業

・病気再発リスクに怯えながらもゼロイチの創業に挑む

・しかし全然立ち上がらず、4年間大赤字でキャピタルゲイン全焼

・倒産の恐怖、メンバーの離散、自信喪失などのハードシングス

・5期目、キャッシュアウト寸前で起死回生の黒字化を実現

・ようやくスタートラインに立てた安堵感とともにブログ執筆を決意


概略はざっとこんな感じ。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。



あらためて筆者について


僕は株式会社YOUTURNというスタートアップを4年前に起業し、以来代表取締役を務めている。


10年前、26歳のとき当時勤めていたDeNAという会社からスピンアウトした株式会社みんなのウェディングに取締役として会社設立に参画。


29歳のときにマザーズ上場を果たし、半年後の30歳のときに双極性障害II型というメンタル疾患にかかって取締役を退任。その後、2年の病気療養を経て、32歳で株式会社YOUTURNを創業した。


↓この辺りの経緯は4年前に書いたブログに譲る。




メンタルを病んだ人間にとっての「起業」


「二度と病気になりたくない」

「挑戦する人生を諦めたくない」


この2つが、病気が快方に向かうにつれて僕が抱くようになった想いだ。

今思えば、どちらも恐怖や不安からくる動機だったなと思う。


「また病気になって働けなくなったらどうしよう」

「挑戦を諦めたら死ぬとき後悔しそう」


挑戦すること自体へのワクワクがあったことは事実だけど、病気の再発リスクと、一度社会からドロップアウトした自信喪失感が当時の自分には濃厚に存在していた。


だから、自己資金で、バーンレートを下げて、精神的負荷が低く、収益化が高い事業からスタートすることが、当時の僕のテーマだった。


どこかの企業に就職するより、すべて自分の自由になる一人起業のほうが、病み上がりにとってはイージーなはず。


そう、僕にとって、YOUTURNの起業は、「イージーな」起業だったはずなのだ。

まさかこんなにハードシングスをくぐって、前職のキャピタルゲインが全焼するまで黒字化できないなんて思ってもみなかった。


自分の見通しの甘さには閉口するけれども、「一度メンタルを病んだ起業家のイージーな起業」がその後どんな顛末をたどったか、次の記事から詳しく辿っていこうと思う。



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